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介護各社、訪問介護の人材育成強化へ

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介護各社が4月からホームヘルパー資格に試験制度が導入されることに備え、専門人材の育成を強化するというニュースです。
ニチイ学館は認知症の高齢者への対応策を充実し、ソラストは身体機能の衰えた状態を疑似体験させる研修を取り入れ、研修を終えた人材は自社で雇い、サービス水準を高めて競争力を向上させる。
現在は家族を介護する基礎知識を身につけるためヘルパー資格を取る人が多く、取得後に介護会社へ就職するのは全体の1割程度とされるが、各社は専門研修の導入を機に採用活動にも力を入れ、就職率を高めるということです。
ニチイ学館は食事した直後に再度食事の提供を求められた場合など、認知症の高齢者に起きやすい事態への対処法を議論する研修を始める。従来は足腰が不自由になった高齢者らへの身体介護の技術を主に教え、認知症への対応は研修内容に盛り込んでいなかった。
ソラストは専用ゴーグルを着用して高齢者に多い白内障の視界を体験したり、膝に特殊なサポーターを当てて関節の曲がりにくさを実感したりする研修を開始。
セントケア・ホールディングは終末期の介護の実態を説明し、現場でどんな行動が必要かなどを伝えていく。
各社はこれらの研修を終え、試験を受けて資格を得た人材を自社のヘルパーとして採用する。

高齢者の自宅を訪れて介護サービスを提供し、報酬を得るには国が定めた資格が必要で、現在は介護会社の通信教育や現場見学に参加すれば自動的に資格が得られる。
そのため従来は専門知識が十分ではない人材が現場に出る可能性があったが、介護各社は認知症高齢者への対応や終末期の介護など、具体的な場面を想定した研修を取り入れ、専門人材の層を厚くするということです。

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