京王電鉄、有料老人ホーム事業に参入

京王電鉄が介護付き有料老人ホーム事業に参入するというニュースです。
第１号施設となる「アリスタージュ経堂」を東京都世田谷区に28日開業、高齢者人口の増加に対応し、沿線の魅力を高める。
京王グループの各社が連携した質の高いきめ細かなサービスが売り物で、中・長期的には沿線を中心に数カ所、開業する構想ということです。
子会社の京王ウェルシィステージ（東京・新宿）が施設を運営するアリスタージュ経堂は「一般居室」が116戸、常に介護が必要な入居者向けの「介護居室」が30戸。
施設には医院を併設し、看護スタッフも24時間常駐する。
75歳の人が１人で一般居室に入居する場合、必要な入居一時金は3880万円からで、このほか管理費や食費などが月平均で20万円前後かかる。
首都圏の私鉄では、東京急行電鉄が2010年に東京都大田区に介護付き有料老人ホームを開業するなど、沿線住民の高齢化に対応した新たな戦略が活発になっている。