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イオン、シニア客取り込みへ開店時間7時恒常的に

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イオンは総合スーパーや食品スーパーなど全国約1000店を対象に、開店時間を恒常的に午前7時にするというニュースです。
現在は夏季限定で通常より1~2時間早めているが、シニア客などの来店が増えているため通年化する。
同社はシニア向けの商品やサービスを重視する「シニアシフト」を打ち出している。
高齢化の進展を見据え、朝型の生活に開店時間を合わせる必要があると判断したということです。

グループの総合スーパー「イオン」や食品スーパー「マックスバリュ」のほか、東京都と神奈川県で展開する小型スーパー「まいばすけっと」などで、24時間営業以外の店舗が対象で、立地などから早朝に開店できなかったり、冬の降雪量が多かったりする一部店舗は除く。
北海道の店舗は現時点では未定だが、7時開店を行う方向で調整中。閉店時間は原則変えず、営業時間は長くなるようです。
イオンは6月1日から順次、9月2日までの期間限定で、開店時間を通常より1~2時間早い午前7時にし、早朝の割引クーポンなども発行。
企業のサマータイム導入で出勤が早まった会社員や、日中の暑さを避けたい主婦ら買い物客を取り込む狙いだったが、午前中は60歳以上の来店が予想以上に増えたという。
出勤前の会社員の来店も増え、午前中の売り上げは約1割増加。
午後の客を先取りした面もあるが、イオン約340店を運営するイオンリテールの6月1日~8月20日の売上高は前年同時期を上回った。
スーパー全体の既存店売上高(日本チェーンストア協会調べ)が6月は3.9%減、7月は4.9%減だっただけに一定の効果を上げ、コンビニエンスストアのように飲料やパン、おにぎりなど朝食を買う需要も取り込んだとみる。

9月以降は割引クーポンに加え、イオンの電子マネー「WAON」かクレジットカード「イオンカード」で支払いをするとポイントを2倍付与するサービスを始め、集客力を高める。
7時開店に当たり、自前の加工センターと物流網を活用し、総菜などの店外加工比率を高めて店舗の負担を減らしたり、商品を店舗に届ける時間を早めたりする。

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