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高齢者の入院患者減少、外来や在宅医療へのシフト鮮明に

65歳以上の高齢者の1日当たりの推計入院患者数は2011年に91万4900人となり、08年の前回調査から2%減ったことが27日、厚生労働省の患者調査で分かったというニュースです。
入院患者総数も前回より減少、一方で高齢者の外来患者は過去最多となっており、入院から外来や在宅医療へのシフトが鮮明になった。
入院患者の減少について、厚労省は「新薬開発や医療技術の向上を背景に、可能になった通院治療が増えていることなどが挙げられる」と説明。高齢化社会を受け、入院患者を抑えて在宅医療を促す同省の政策も影響したとみられる。

調査は3年ごとに実施し、11年10月の指定した1日に無作為抽出した全国1万3423カ所の医療機関に入通院した約233万5千人を基に、全国の推計値を算出した。
東日本大震災で被害を受けた宮城県の3市2町と福島県は除いた。
入院患者の総数は134万1000人で、前回から5万1400人減少し、年齢層別では80~84歳が最多の18万9500人、75~79歳が17万6100人、85~89歳が15万8300人と続いた。
65歳以上が全体の68%を占めたが、前回の93万1400人から1万6500人減少し、外来患者の総数は前回より6%増の726万500人。
特に65歳以上が同8%増の332万9900人で過去最多となった。
一方で、11年9月に医療機関から退院した推計患者の平均在院日数は32.8日となり、前回の35.6日から2.8日短縮した。
病院は都道府県で差がみられ、最長は高知の54.7日、最短は神奈川の25.5日、主に四国や九州で長くなる傾向は前回と変わらなかったということです。

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